谷川俊太郎・Noritake「へいわとせんそう」ブロンズ新社
「へいわ」の時と「せんそう」の時は、
何が変わるのか。
そして、
「味方」と「敵」は
何が変わらないのか。
詩人 谷川俊太郎が、やさしい言葉で語りだす、「平時」と「戦時」の違い、「敵とは何か」を描いた絵本です。「平時」=「平和」ではないとは思いますが、それでも端的に「戦時」に何が失われるのかはわかります。
最後のページで描き出されることに、ただただうなづいています。
「戦争」に向かいそうな空気を感じる今、是非、「味方」と「敵」で何が違うのかということを、一緒に考えていきたいと願います。
臼井一美
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