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作品紹介 〜『広島平和記念資料館ガイドブック』〜


9月のシルバーウイークを前に、妹家族が突然『Go To Travel』を利用して、「広島に言ってくるわ」と言って出かけました。車で、呉の「大和ミュージアム」経由、広島平和記念資料館、翌日は厳島神社の1泊2日。妹の連れ合いは、近年の小学校・中学校の修学旅行が、軒並みレジャーランドを絡めた旅行しかしていないことを危惧し、中学校卒業までには連れていきたいと以前から考えていたようです。しかし、現在姪は小学4年生、果たしてわかるのだろうか、もう少し前もって言ってくれたら小学生向けの原爆について書かれた本の1冊でも贈ることができたのにと思ったものの、先入観なく今の姪が見て・聞いて、何かを感じることができればそれでいいと思いなおしました。


当日は、家族3人それぞれが、あらかじめ予約していた音声ガイドを借りて館内を見学。姪は音声ガイドにしたがって、途中で離脱することなく最後まで展示を見終えたそうです。新型コロナウイルスの感染がもう少し落ち着いたら、ぜひ姪に感想を聞いてみたいと思います。




写真は、三輪車の表紙が子ども向け、懐中時計の表紙が大人向け。内容はほぼ同じですが、子ども用にははぼすべての漢字にルビがふってあり、わかりやすい表現で書かれています。また、どちらにも最後に「資料館によく寄せられる質問Q&A」のページがありますが、子どもを意識した問いかけ、書き方に工夫がされています。


以下は、ハンドブックにあった参考図書の紹介です、今後の参考に。

『広島原爆戦災誌』広島市役所、1971年

『図録 広島平和記念資料館 ヒロシマを世界に』広島平和記念資料館、2013年

『図録 原爆の絵~ヒロシマを伝える~』岩波書店、2007年

『ヒロシマ読本』広島平和文化センター、1987年

『原爆体験記』朝日新聞社、1965年

『広島・長崎の原爆災害』岩波書店、1979年

『原爆放射線の人体影響』文光堂、2012年

『ヒロシマの被爆建造物は語る』広島平和記念資料館、1996年


参考

広島平和記念資料館ホームページ


幕谷安紀子

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